今回は、東洋に古くから伝わる五行思想をコンセプトとした
ヒーリング・ケアを出張サービスとして行なう「五康」を主宰する、
株式会社五康 代表取締役 道川 凜恵 さん のオフィスに
伺いました。



道川さんは2006年に、犬の散歩を代行するドッグウォーカーのお仕事について、
当社ホームページのインタビューコーナーにご登場いただいています。

そして、今の彼女が手がける新しい癒しの提案に寄せる思いとは、一体どんなもの
なのでしょうか。


東洋の「五行」を癒しの原点に

すべては五つの元素から

ロズリン:
道川さんにはずいぶん以前から、私の家で飼っていたたくさんの
      犬や猫たちの面倒を見てもらうなど、とてもお世話になっていました。

      今また劇的な転身をされましたが、どんなことがきっかけになったの
      ですか。



道川:今でも動物の仕事は大好きなんですよ。
    でも最近は、小型犬の室内飼いが主流になって、番犬になるような大型犬
    を飼う家庭が少なくなったでしょう。

    すると 「 家の鍵を預けるから散歩させてほしい 」 といったニーズ自体が
    減ってきまして…。

    犬や猫などを愛する人が増えるにつれて、ペットロスなど飼い主側の心の
    問題もクローズアップされていますよね。
    それはつまり、どこか心を病んだ、心身のバランスがとれていない人が増
    えていることの表われなんじゃないか、と思えてならなくなってきたんです。

    小さな犬を普通に可愛がるだけでなく、洋服を着せて溺愛するような行為
    は、どう考えても動物との正しいコミュニケーションとは言えません。

    それは即ち、人の心身のひずみというべきものです。今の人たちが抱える
    そうした問題を癒し、どうにかして本来の自然な形に戻すことができないか
    というのが、このビジネスの出発点になりました。

ロズリン: “ 五行 ” をメインコンセプトにしたのはなぜ?


 道川:過去に長期療養した経験から、健康に
     関する事柄にはとても関心がありまして…
  
     算命学などは20年ほど前から研究して
     いました。

     そして行き着いたのが、東洋の五行思想
     でした。
     陰陽五行説などとも呼ばれますが、

 宇宙は木・火・土・金・水の五つの元素から成り、互いに影響し合って絶えず変化
 し、循環するものであるという自然界の仕組みを表わした、中国古来の思想です。

 この原理をベースに、五康ではリフレクソロジー中心の施術と、食をはじめとした
 生活習慣の改善提案をすることで、一人ひとりの心身のバランスを整え、真の健
 康を取り戻していただくことを目指しています。 




五つの要素で自分が見える

ロズリン:
五行というのは歴史が長く、大変に奥が深いと聞きます。
      私も先日、施術の折にカルテを作っていただきましたが、一人ひとり
      それぞれに、きめ細かいアドバイスをなさっているんですか。












道川:そうですね。リフレクソロジーだけでなく、いろいろな方面から心身の
    バランスがとれているほうが好ましいですし、密接にリンクする健康の
    要素のバランスを大切にして、特に欠けている要素がある場合は補う
    ように提案します。

    身体が丈夫でないと、何も始まりませんからね。

ロズリン:例えば私の場合は、五行で言えば“水”にあたるそうですが、私自身
      は水泳をしているとき、本当に気持ちがいいと感じます。

道川:自然に生活している人は、日頃からだいたい自分のもつ要素になじんで
    いると言えます。    
    若い人でも、「そういえば…」と思い当たる節を感覚的な言葉で表現して
    もらうと、合っていることが多いですね。

 そうしたものを知れば、日常生活全体も
 スムースに改善されていきます。
   占いと違って五行はロジカルな分析ができる
 うえ、五つの要素はいわゆる視覚や聴覚、
   嗅覚などの “ 五感 ” とも呼応しているので、
  より多角的で密度の濃いカウンセリングないし、
  アドバイスができる点でも、とても優れていると
  思います。

    ちなみに、カップルの相性を観ることもできますが、かなりのところまで
    客観的にわかるので、 「 この診断だけでもしてほしい 」 というくらい人気
    があって、私としてはちょっと困ってますが ( 笑 ) 。


 
     心からのくつろぎを究めたい

  ロズリン:ここは東京タワーがすぐ間近に見える、
        まさに東京の真ん中ですが、
  
        いわゆる “ 隠れ家 ” のような趣も
                     ありますね。
                     どういった方が主なお客様ですか。


道川:年齢層は幅広いですが、今は年配の方が多いでしょうか。
    女性のご紹介で男性もいらっしゃいますが、まだまだ少ないです。

    これまではこちらのオフィスはサロンとして、お客さまに直接お越しいただいて
    の施術が中心でしたが、最近では企業からのご依頼で社員の方々を対象とし、
    休日や休憩時間に企業のスペースで施術させていただくご要望が増えてきて
    いました。

    そこで今後はこういった企業や個人宅への出張ベースでのサービスに絞って
    展開してゆくことになりました。

ロズリン:このスペースはサロンとしてはもう使われないんですね。
      なんだか少しもったいない気もしますが。

      今後は出張をメインに展開されるということで、ビジネスとして軌道に乗られ
      たと言っていいですね!

道川:まだまだ、軌道に乗っているとは言い難い状況です。

    これほど不景気になると、こうしたことに予算を割ける企業や個人の方は、
    現実にはそう多くありませんから。 

    ただこんな世の中ですからなおさら、五康のようなサービスが必要ではないか
    と考えれば、大きなビジネスチャンスと言えるかもしれませんね。

    ただ、 “ 施術で体調が良くなるとケアする必要がなくなる ” というのは、大きな
    ジレンマですよね。

    でも、もともとこれは私の“思い”から始めた仕事。
    派手な宣伝をして、決まりきったものにしてしまうよりは、もっと深い部分での
    くつろぎや、解放といった満足を重視したい考えですから。

    喜ばれている、という手応えはしっかりあるので、今は目先のことにとらわれず、
    草の根精神で良いサービスを提供していくしかないですね。

    顧客一人ひとりを大切にして、波紋が静かに広がるように知られていくのが、
    いま私が描いている理想の形なんです。



 さて、インタビューは後編へと続きます! お楽しみに。

 
 ○五康WEBサイト
 
 ○道川さんブログ