今回のインタビューは、東京・品川駅港南口にそびえる
 ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
 
 ホテルマネジャーを務める、オーストラリア出身の
 コリン マッキャンドレス さん です。

 2003年5月に開業、2007年のブランドリニューアルを
 経て、より洗練されたラグジュアリーホテルとして知られる
 ようになった同ホテルの、ホスピタリティの真髄について
 お伺いしました。




Home away from Home
 “ 第二の我が家で 心からのおもてなしを


 
 ホスピタリティの心にめざめて
 
 ロズリン:私と同じオーストラリアのご出身ですが、
       36歳とはお若いですね。
       来日されるまでのご経歴を簡単に伺え
       ますか。


マッキャンドレス:生まれはドイツですが、アデレードの大学では理科系学部の専攻
            でしたから、今の仕事とはだいぶ離れているんですよ。

            在学中、学費を稼ぐためにホテルでアルバイトをしたことが、この
            業界に興味を持つきっかけになりました。
 
ロズリン:キャリアのスタートはどこのホテルから?

マッキャンドレス:メルボルンのホリデイ・インです。

            以後はクラウンプラザなど、世界各地のインターコンチネンタル
            ホテルズグループの系列ホテルで、いろいろな部署のマネジャー
            を務めました。

            そして、赤坂一丁目にあるANAインターコンチネンタルホテル東京
            のホテルマネジャーとして2007年の9月に来日しました。



ロズリン:日本語はどうですか。
 
マッキャンドレス:多少のレッスンはしていますので…
            ちょっとした日常会話くらいならOKです。

            仕事では来日当初から幸いにも通訳がついていたのであまり不便
            は感じていませんでした。
            日本語をマスターするには逆に良くない環境かもしれないですね。
 
ロズリン:日本に来たときの第一印象は?
 
マッキャンドレス:サービスについて、日本に来て驚いたのはその徹底ぶり。
            こんなに細かな部分にまで行き届いたサービスを目にしたのは
            初めてでした。

            決してお客様の邪魔をすることなく、それでいてさりげない気配り
            ができる姿勢は素晴らしいと思いましたし、とても良い勉強になり
            ました。


訪ねた土地の“通”になろう
 
ロズリン:パンフレットに書いてある “ In the know ” というコンセプトについて、
      詳しく伺えますか。











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マッキャンドレス:インターコンチネンタルホテルは、いずれも現地の文化を尊重し、
             “ この土地ならではのものを提供しよう ” を世界共通のメイン
             コンセプトとしています。

             特に私たちが大きく打ち出す “ In the know ” とは、日本語で
             言うと “ 通になる ” のような意味です。



    その土地ならではの貴重な経験をしていただくのが狙いですから、
    ガイドブックなどに載っている情報だけではなく、スタッフが共有する
    現地の知識、生きた情報をご提供しています。

    日本訪問が初めての方へは、こちらの地図を使ってその方のご要望に
    そったフレキシブルなご提案ができるよう務めています。

 
   
 たとえ 「 1時間しかない 」 というお客様でも、
 それに見合うようアレンジすれば良いわけです。

 こうした本物志向のスタイルは、全世界の
 インターコンチネンタルに共通したサービス方針
 として徹底させています。

 さらにネット予約の場合は、到着前に予め
 アレンジしておくことができますから、対応も
 よりスムースですよ。



ロズリン:土地勘のない場所では特に、うれしいサービスですね。
      では、ここ品川だけの特色と言うと?

マッキャンドレス:ここストリングスホテル東京インターコンチネンタルは 全205室、
            いわば小ぢんまりした、こだわりのある “ ブティック・ホテル ” 
            というアプローチです。

            エレベーターからお客様の顔がすぐ見える位置にフロントを配し、
            お一人お一人に対してよりていねいなコミュニケーションができる
            点が、大規模なホテルでは難しい、メリットではないかと自負して
            います。

ロズリン:ホテル名の “ ストリングス ” とは、直訳すれば “ 弦楽器 ” のことですが、
      ネーミングの意図するところは?


 
マッキャンドレス:世界中で愛される弦楽器をシンボルに、この名にふさわしい、
            お客様の心の琴線に触れるようなおもてなしを、という気持ちを
            込めています。

            そして “ Home away from Home ” は、“ 第二の我が家 ” の
            つもりで寛いでいただきたい、と。



ロズリン:音楽と言えば、昨年11月にこちら ( ロビーのいっかく ) で行われた
      チャリティーコンサートは、とても楽しかったです。
      これからも同様のイベントの企画などはありますか。
 
マッキャンドレス:あれは初めての試みでしたが、若い人にも門戸を広げ、
            またチャンスを提供する意味で、今後もいろいろな角度から
            検討していきたいと考えています。
 
インタビューは後編へと続きます。お楽しみに!