フリーアナウンサー、
 スマイルボイスカウンセラーとしてご活躍されている
 
 倉島 麻帆さん の後編です。





 アガらないコツ

 ロズリン:昨年、弊社でお客様を招いて大きな
       パーティーを開催して、社員に司会
       を頼んだんです。

       冒頭でその人は
       「 司会は初めてで緊張してます 」
       と言ってしまいましたが、みんなが
       それを聞いて打ち解けて良い雰囲気
       になったんです。



倉 島:アガらずに話すコツとしてそれはとても良い方法ですよ。
     素直に 「 緊張してます 」 と言うと場も和みますし、自分も楽になります
     からね。

     実は、かなり講演経験のある方で 「 いろんなところで講義しますが、
     今日はいつもの2倍緊張してます! 」 と始まる方がいました。

     そうするとその言葉で親近感が生まれ、すごく場が和みます。
     ちょっとアガっていても、戦略的なところもありますね。 ( 笑 )




ロズリン:他に人の前で話すのにアガらないコツはありますか?

倉 島:アガるというのは、ベクトルが自分に向いてしまっている状態なんです。

     本来、人前で話すということ = プレゼンテーション は、相手にプレゼント
     を贈るということなんですね。
     

つまりベクトルは相手に向いている
はずなんです。

自分はどう見られているかというよりも、
あなたのためになりたいとか、
これをあなたに伝えたいというように、
まずはベクトルを相手に向けることが
ポイントです。







ロズリン:
私も大勢の前で話するとき、今日はこの人に向かって話そうと
      誰かひとり決めてから話します。

      そうすると2人で話しているような自然な感じで話せるんです。
 
倉 島:素晴らしいですね。1対1のつもりで話すと、ベクトルも相手に
     向けやすくなるし、焦点がボケずに言葉が届きやすくなるんです。



    歌手の方も東京ドームで歌うときほどたったひとりを目の前に
    イメージしてその人に向けて歌うと言われています。

    同じように “ みなさ~ん ” というより、“ あなたはどう思いますか? ”
    などというように、二人称で話すと親しみを感じさせます。

ロズリン:なるほど、聞き手になってみると確かにそうですね。
 
倉 島:あと、これから話す人たちを思い浮かべて、“ 大好きです ” と
     イメージしたり、実際に声に出して何回か言ってみたり、
     “ 早く会いたいな ” って思いながら会場に向かうのもおススメです。





 
好印象とスピーチ上達のコツ
 
ロズリン:第一印象で相手に良い印象を
      与える一番のポイントは?



倉 島:
笑顔ですね。

     話し方も姿勢も大切なんですが、本物の笑顔はやっぱりとても
     ステキな印象を与えます。

     つくり笑顔と本当の笑顔の違いは “ 目 ” なんです。

     目は視覚神経を通して直接脳とつながっているので、本当に 
     「 大好き 」、「 楽しい 」 と思わないと笑えないんですよ。

     挨拶をするときは 「 あなたのことが大好きです 」 という気持ちで
     することが大切です。

 
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ロズリン: “ 目は口ほどに物を言う ” ということですね。
      でも言うことも重要です。

      スピーチが上手くなるコツは?

倉 島:スピーチ練習としておススメなのは、歩きながら実況中継をする
     練習です。

     今もやっているか分からないんですが、昔は新人アナウンサーは
     山の手線を一周しながら見える物を全部リポートするっていうのが
     あったんです。 ( 笑 )

     目で見るものを言葉にしていくのは良い練習になりますよ。

     例えば 「 コーヒーショップが見えてきました、コーヒーと言えば
     キリマンジャロで ・・・ 」 というように。

     知っている薀蓄や情報を織り交ぜながらやってみると自分の引き
     出しも増えますし、臨機応変さも養えますよ。


ロズリン:ホームページで 「 発声練習 」 と 「 笑顔のつくり方 」 を動画で
      見られますね。

倉 島:はい。 発声の仕方と笑顔のデモンストレーションを配信してます。
     動画を見ながらご自宅でも練習することができますので、ぜひ
     試してみてください。
 
     ホームページ : http://www.kurashimamaho.com/

       


お母さんと子供の架け橋に
 
ロズリン:これからの夢は?
 
倉 島:ママと子供向けのものに力を入れていきたいですね。

     読み聞かせのCDが付いた絵本を出したいんです。
     私の朗読と読み聞かせのやり方が入ったものを出すのが夢です。
 
ロズリン:母親向けに、読み聞かせの講座も行っていますよね。
 
倉 島:実は自分の小さい時を思い出して、お母さんたちを救いたいって
     いう思いからなんです。

     父が結構厳しい人で、家業の仕事も大変なので、母は子供を怒る
     ことでストレスを発散していたのではないかと思います。


私に読み聞かせする余裕も
なかったです。
昔の女性は我慢することが
多かったんです。

もし母がもっと声を出すことができて、
ストレスを発散することができていたら、
もっと良かったんじゃないかなって思う
んです。


ロズリン:
倉島さんの想いがカタチになった講座なんですね。
 
倉 島:どの家庭でもお母さんが元気だと、旦那さんもお子さんも家族みんな
     にとってすばらしいことですよね。

     少しでもサポートができたらと思います。

     お母さんがお子さんに本を読んであげるというのもスキンシップという
     意味だけでなく脳科学的にもとても良いことですしね。
 
 
オンとオフのバランスを取って栄養補給
 
ロズリン:お仕事はかなり忙しそうですが、リラックス法は?
 
倉 島:そうですね。

     私はうっかりすると休みなくずっと仕事をしてしまうので、オンとオフ
     を意識して切り替えないといけないなって最近思ってるんです。



    たとえば、映画を観るのが好きですが、この間ふと気づいたらもう2年
    くらい映画を観てないなと。 ( 笑 )

    しっかりリフレッシュする時間を取って、自分自身に栄養を与えてあげ
    ないと人間の幅が広がらないなって。

    今年は自分自身のケアも心がけていこうと思います。

  


 < インタビュー感想 >

  現在の倉島さんからは想像もつかないほど、幼少の頃はコンプレックスから
  むしろ引っ込み思案だったといいます。

  インタビューをしていると、
  「 かつての自分は今から想像もできないほど “ま逆の性格” だったんです」 とか、
  「 以前はまったく異なる職業を目指していました 」 などという方が少なくありません。
 
  最大の欠点は、努力次第で最高の長所となりえる!と感じる瞬間です。

  様々な方々にアドバイスし、講演される中で、受講者が自ら輝き出し、またその後、
  夢を叶える瞬間に立ち合うことができるこのお仕事は、本当にやりがいを感じると
  笑顔でお話しされていました。

  すばらしい役目を担われているんですね。

  今後は絵本の読み聞かせ講座に力を入れていきたいそうですが、今のお母さん
  世代には、絵本を読んでもらった記憶がなく、当然自分の子供にどう読み聞かせ
  たらいいのかわからない方が多いと聞きます。

  お子さんの健やかな成長のためにも、この講座を一人でも多くの方々が
  受講されることを願っています!