カラー&ファッションスタイリング
 オーソリティ 

 都外川(ととかわ)八恵さん
 をお招きして、後編です。





その人に合ったファッションの提案
 
ロズリン:独立されて3年くらいですか? 今のお仕事は、どんな感じですか?
 
都外川:色とファッションをテーマに、本当にいろいろな仕事があります。
      大きく分けると、個人の方を対象にしたスタイリング、カラーコーディネート、
      ワードロープ計画、実際のショッピングに同行するまでいろいろあります。



      あとは、講演会、セミナーの講師、商品の企画、本を書く仕事などもありますね。
 

ロズリン:
個人の方からのご依頼は、どうやって?またどんな方が多いですか?
      やはり女性ばかりですか。
 
都外川:ホームページを見て申し込まれる方が多いです。

      一般の方が多いですが、中には洋服の販売員さんやスタイリストさんなど、
      ファッションの現場に携わる方もいます。
      もちろん男性の方の申し込みもありますよ。


     ホームページURLhttp://www.cocolor.biz/


     ただスタイリングをするというイメージではなくて、その後ご自身で似合う
     ファッションをコーディネートできて、自信を持ってスタイリングという自己演出
     を楽しめるような、もっと具体的なご提案をします。
 
 
ロズリン:なんだかむずかしい話のような気もしますが。
 
都外川:その方その方で、似合う色、似合わない色というのがあります。
     それ以外にも似合う質感や柄やライン&シルエットなど、その人の色素や質感、
     体型や骨格にフィットするものが違ってきます。

 

    そうした話をわかりやすく、具体的にご提案していきますので、一般の方や男性
    の方でも納得しやすく、ご自分でも 「 似合うのはこちらですね 」 というように、
    理解できるようになり、またたく間に輝かれていきますね。
 

ロズリン:
以前ソムリエの方の取材をしたことがありますが、味の世界にはルールが
      あると聞きました。

      色にもルールがあるのでしょうね。

都外川:そうですね。色のルールを知っていることはとても力になります。

      たとえばお店で販売員の方がお客様にお洋服を勧める場合も、なぜその服
      がよいのか、なぜ貴方に似合うのか具体的にかつ理論的に話できるほうが、
      お客様もより納得されると思います。

  

      色はある意味では “ 感性 ” ですが、その感性を理論化してあげる、
      右脳と左脳の両方のバランスが取れていると強みになります。

      プロの方からのお申し込みは、その辺を知りたいという要望がありますね。




ファッションは個性を引き出すもの
 
ロズリン:たとえば、ショッピング同行をされるといっても、その人を知らないと
      むずかしくないですか?


  
都外川:お申し込みをいただいた場合には、
      事前に 「 カウンセリングシート 」 を
      お送りしています。

      もともと好きな色や最近気になる色、
      なりたいイメージやご自分のチャーム
      ポイント、日ごろの悩みごと、ご予算、
      ほしいアイテムなど、いろいろ書いて
      いただいています。



ロズリン:
それは面白いですね。

     


都外川:
私は、ファッションはその人を表現するパッケージのようなものだと思っています。

      持って生まれた立ち位置や現状、個性もそれぞれ違いますから、その方にとって
      一番生きやすく、かつお似合いになり、内面をも表すことができるようなものを着て
      いただけたらと思うんです。

      カウンセリングシートを書いていただくといろいろなことが見えてくるし、コンサル
      ティング終了後にお送りするコンサルティングシートは、ご依頼いただく方からも
      とても好評です。

     



ファッションスタイリング検定
 
ロズリン:最近のお仕事はどんなことが多いですか?
 
都外川: 個人の方に向けたスタイリングなどのお仕事や、学校や企業さんでのセミナーや
      レッスン、そして今年は子どもが生まれたこともあって、自宅でできる執筆がメイン
      になっています。
 

ロズリン:
今年、 「 ファッションスタイリング検定 」 という資格を立ち上げたそうですね。

      
            今年出版した本書など、著書は多数


都外川:
3級のテキストはすでに販売されていますが、今2級を企画・執筆中です。
     それが終わったら1級のテキストを執筆します。
 
     2年ほど前に、日本ファッションスタイリスト協会の方と会う機会があったのですが、
     感性だと思われていたスタイリングの理論化を図る検定を作ろうという話で一致
     しまして、以前から構想としてあったものを形にしています。



     ファッションというひとつの感性を、理論的に表現して理解してもらうための内容です。

     その人に似合う、 「 パーソナルカラー 」 というのがありますが、
     それ以外にも 「 似合う質感 = パーソナルテクスチャー 」 や、 
     「 似合う柄 = パーソナルパターン 」 や 「 似合うラインやシルエット = パーソナル
     ライン、パーソナルシルエット 」 というものがあります。

     そうした概念を、具体的に理論化していきたいという考えです。





ロズリン:ファッションの理論化ですか。
      3級から1級までどんな内容になりますか?
 
都外川:3級は “ 似合う ” を分析、分類するための人やアイテムの分析スキル。
     2級はコーディネート編や体型カバー編、1級はカウンセリング能力やコンサル
     ティング能力、ファッションの歴史やファッションマナーにも広がります。
 
     資格を取ることで実生活に役立てていただくだけでなく、仕事にも生かせるような、
     実践的な資格をと思い立ち上げました。


     
     都外川さんが開発した、「 パーソナルカラー診断用ツールカラーウィッグ 」
     かぶるだけで似合う色がすぐにわかるスグレモノ


  
          ブルーの方が、肌が白くみえますね。



母親になって広がった仕事の夢
 
ロズリン:これまでもご活躍されていますが、将来の夢などありますか?
 
都外川:自分が子どもを産むなんて、実はびっくりしているのですが、 ( 笑 ) 生まれてみると
     子育てって、本当に自分育てでもあるんですね。

     毎日がとっても楽しくて、新しく 「 子ども 」 というキーワードができました。



     親子でコーディネートされるときのご提案とか、将来的にはそうしたコーディネートが
     楽しめるアパレルショップを作りたいですね。

     また文章を書くのが好きなので、色やお洋服をテーマにした子供向けの絵本も書いて
     みたいなど、夢がいろいろ出てきました。
 

ロズリン:
いろいろと楽しみですね。




都外川:
色にフォーカスして仕事をしていると、色を介して本当にいろいろなジャンルの方と
     お会いできるのが魅力なんです。

     色のない世界はないので、どんなジャンルにも関わっていける。
     「 衣食住 」 をテーマにした 「 色育 」 です。

     色は、五感と密接に関わっていますから。
 
     しばらくは子ども中心の生活になると思いますが、将来的には海外にも積極的に
     出て行って、国境を越えて色の魅力を幅広く伝えていけたらとも思います。

     色を知ることで、ひとりひとりの方がより楽しく生きていけます。
     様々な形で色の持つ魅力を知っていただきながら、今後も多くの業種・業態の
     方々と出会い、関わっていけたらと思っています。

  
     当日はご自宅にうかがいました。
     まだ生まれたばかりのお嬢さん 彩羽 ( いろは ) ちゃん も一緒に
     ( 彼女の服の色も素敵でしょう! )


<インタビュー感想>

 ファッションのスタイリングは、一種感覚的とも言えるものですよね。
 その人それぞれの嗜好があります。 
 ただし、私が以前受けた
カラー診断のときと同じで、専門家のアドバイスもとても参考
 に
なります。

 その方に最適なカラーはもちろんのこと、その方の骨格や体型に
合う柄や形を、
 なるほどきちんと理論立てて説明できる。
 その基本と
なる概念を構築することで、相手の理解を得られる説明が可能と
 なるんですね。
 
 もちろんその人自身の内面が輝いていることは言うまでもないですが、
 その内面を包む 「 パッケージ 」 で印象がだいぶ変わってきます。

 パッケージを最適なものにする手段を持つことができれば、世の中
魅力的な輝く女性、
 男性がもっと増えるでしょう!
 
 世界中あらゆるものに色が存在し、カラーの理論を身に付ければ、ほんとうに様々な
 分野で活躍できます。
 
 お子さんができたことで、また新たな挑戦が始まりそうな都外川さん!
 ますますのご活躍を楽しみにしています。