グラフィックデザインスタジオ
    エクスプリム 社長
    
    マニグリエ 真矢 さん を お招きした
    前編です。





グラフィックデザインスタジオ 「 エクスプリム 」 社長、そしてプロデューサーも
務めるフランス出身のマニグリエ 真矢さん。

パリのエスプリと和の伝統を融合したデザインが素敵なブランド 「 マヤゴノミ 」 
をプロデュースされています。
フランス女性の感性で、日本の伝統小物を現代にも受け入れられる商品として
展開しています。


 
             マヤゴノミ から発売しているプチ袋


真矢さんのブログURLhttp://www.maiaiam.com/jp/
マヤゴノミURLhttp://maiagonomi.com/
エクスプリムURLhttp://www.exprime.co.jp/
 
 

 
黒澤明の映画がきっかけで来日
 
ロズリン:なぜ日本に興味を持たれたのですか?
 
マ ヤ  :祖父が領土官だったので、家族はみな海外へ出るのがあたりまえの
      環境だったんです。
      親戚はそれぞれアメリカ、カナダ、アフリカに。19世紀に、アジアで
      暮らしていた人も。
      それで、私は 「 どの国にしようかな 」 と。

      すでに誰かのテリトリーになっている国には行きたくなかったので、
      選択肢はかなり狭かった ( 笑 )。



      日本に決めたのは、黒澤明の映画 「 どですかでん 」 を観て感銘を受けたから。
      この映画を母国語で観たいなと思い、パリ大学では日本文化を専攻しました。
 
      映画は何回も何回も観て、字幕がなくても理解できるようになりたくて、テロップが
      出てくるところにガムテープを貼ったら、きれいにはがれなくなっちゃって。

      母に叱られたこともありましたね。
 

ロズリン:はじめて日本に来たのは?



マ ヤ :学生時代に短期留学やホームステイを経験しました。
      夏の間だけとか短期間でしたけど、石川県や松江などで過ごしました。
 

ロズリン:あら。東京じゃなかったんですね。訛りはつきませんでした?
 
マ ヤ :そのときは大丈夫でした。
      でも、日本で仕事をするようになってから週末、ヨットをしていたのですが、
      その友だちに関西人が多かったんです。
 
      週明けに出社すると関西弁がうつっていて、月曜日は社内のお笑い担当でしたよ。
      まあ、一日で標準語に戻りましたけどね。

      関西弁はフランス語と近いところがあるのか、体に入りやすいみたいです ( 笑 )。




西武百貨店を皮切りに、そのまま24
 

ロズリン:
日本でお仕事を始めたきっかけは?
 
マ ヤ :フランスで、日本の文化活動を紹介するイベントのアルバイトをしていたときに、
      西武百貨店の人と知り合ったんです。



      当時、バブル真っ只中で、西武がすごく元気な時代。

      「 池袋西武でパリ祭というイベントをするので、現地の人にぜひ企画に
       入ってほしい  」 と頼まれました。
 
      半年の契約だったはずが、イベント終了後はセゾングループの会員制
      クラブの企画やリゾート開発に関わり、いつのまにか日本で24年も
      たってしまいました。
 

ロズリン:ずっとセゾングループでお仕事を?
 
マ ヤ :いいえ。

      ヨットレースに出たかったので、有給休暇をためて申請したところ、
      「 7日間も連続で休んではいけない 」 と。

      「 それが日本の慣習だから 」 と言われても、まったく納得できず、
      辞表を出しました。 



      その後、建築会社などで働き、1997年にデザイナーである夫とともに
      エクスプリムというグラフィックデザインスタジオを設立。
      いまに至ります。
 

ロズリン:エクスプリムとは、どんな会社ですか?
 

マ ヤ :
ひとことでいえば、コミュニケーションのデザイン会社です。

      パッケージやロゴ、カタログなどのデザインを通して、ひとつのサービスや
      商品が消費者の手に届くまでのツールを制作しています。

      
           エクスプリムで手がけた日本酒のパッケージ


     あとは個人的にさまざまな企画やコンサルティング、都市計画の中での
     イルミネーションの仕事もしています。

     大阪の年末のイルミネーションでは、フランスのエリアを担当したんですよ。





ロズリン:非常に幅が広いんですね。
   
      百貨店から建築関係、デザイン、イルミネーションと、どんどん新しい分野に
      切り込んでいますね。

 
マ ヤ :私自身は専門家ではありませんが、まわりにその分野に長けている人が
      いればいいかな、と。
 
      私は一歩ひいた立場で、アイデアを出したり、人と人とを結びつけたりで
      いいと思うんです。





 <マニグリエ 真矢 さん 略歴>

 1989年   パリ大学修士課程を修了後、来日
 1994年   セゾングループ、建築事務所等を経て独立、
          フリーランス・プロデューサーとして活動開始
 1997年   グラフィックデザインスタジオ 有限会社エクスプリム 設立
 2004年   外国に活躍するフランス人女性 「 海外でのイニシアティブ賞 」
         フランス国元老院・院長賞、起業スピリット栄誉賞 受賞
 2005年   「 パリジェンヌの着物はじめ 」 ダイヤモンド社より 出版
 2008年〜 フランス政府対外貿易顧問委員会委員
         「 OSAKA光のルネサンス 」
         大阪市主催日仏光交流プロジェクト・コンセプター
 2010年   「 マヤゴノミ 」 ブランド 発足







インタビューは後編へと続きます、お楽しみに!!