特定非営利活動法人
    下田ライフセービングクラブ 所属
    池脇 良 さん  




平日は会社員として働きながら、週末はライフセーバーとして活動されている
池脇良さんをお招きしての前編です。
下田ライフセービングクラブに所属し、静岡県下田・南伊豆の海水浴場で活動。
海の監視活動を行うのはもとより、パドルボード、サーフスキーなどの競技者と
しても活躍されています。


下田ライフセービングクラブURL
http://www.shimoda-lifesaving.com/


ライフセービングとの出会いは、大学時代
 
ロズリン:オーストラリア人の私が聞くとヘンですが、ライフセービングとは
      どんなものですか?
 
池 脇 :水辺の事故をなくすことを目的として、事故防止のための監視や指導、
      救助、ライフセーバーの技術向上のための競技などを行う活動です。

 
          下に立つ右が、池脇さん


      ぼくが所属している下田ライフセービングクラブでは、7月~8月に
      ボランティアで海の監視活動を行うとともに、年間を通してビーチでの
      練習会や講習会、ジュニアイベントやローカルサーファーたちとの
      クリーンキャンペーンなどを実施しています。
 
ロズリン:池脇さんがライフセービングを始めたのは?



池 脇 :
1997年、大学1年生のときに体育会系の部活動として始めました。
 
      大学にポスターが貼ってあったんですよ。
      なかなかカッコいいポスターで、おもしろそうだな、と思ったのが入部の
      きっかけです。 若かったので、水着の女の子に出会えるのはいいなと
      思ったのもあります ( 笑 )。
 
      大学は名古屋なんですが、先輩に連れられて下田のクラブに所属しました。

 
       池脇さんの着ていたポロシャツの      
      背中にもクラブのロゴが


      学生の場合、このように大学と地域のクラブの両方に属するのが習わしです。
 
      ふだんは普通の部活動のように、泳ぎの練習やレスキューの訓練をして、
      夏は浜に2カ月間、泊まり込みで活動します。



    毎朝5時からビーチで朝練           CRP 心肺蘇生トレーニング


      その2カ月間は、朝5時に起きて8時から午後5時までパトロール。
      それから救助訓練。 大変でしたが、楽しかったですね。

 
       一度に最大で10人がつかまっても
      沈むことない レスキューボート は 3.2m
      トレーニングもかかせない




ロズリン:パトロールをするには、資格が必要ですか。

池 脇 :
はいそうです。
      日本ライフセービング協会が実施する講習を受け、試験を経て
      資格を取得します。
 
      そのうえで、下田なら下田と、それぞれの浜独自の基準があるので、
      それをクリアします。そうしてはじめてパトロールに出られるようになります。

      海辺で黄色いTシャツを着てパトロールをしている、あの人たちがそうです。

    
     毎朝遊泳状況の旗をあげる         左端が池脇さん
     のも大切な仕事
     この日は黄色の遊泳注意


ロズリン:
試験はむずかしいんですか?
 
池 脇 :普通に泳げる人であれば、それほどでも。
      まあ、自動車の運転免許のようなイメージですかね。
      大学から始める人が多いのでその夏、大学1年生でとるのが一般的です。

      今年の下田は新人が多くて、50名くらい採用されました。
      例年30名くらいで、それでもほかの浜に比べたら多いのですが、今年は
      とくに多かったです。
 
      下田は日本のライフセービングの発祥の地でもあり、全国1、2位を争うほど
      人気のある浜なんです。


            メンバーがビーチに集合
       

いろいろな人との出会いがあるから楽しい!
 
ロズリン:子どものころから海に親しんできた?
 
池 脇 :出身は北陸の石川で、大学は名古屋。小さいころはよく泳いでました。
      幼少期は海が身近にありすぎた為、また部活動が始まり、強く意識する
      機会が少なかったと思います。
      部活動は、中学・高校時代ともに野球をやっていました。
 
ロズリン:でもスポーツマンですね! 
      やっぱり体力がないと、ライフセービングはできませんよね。




池 脇 :
ところが、実はそうでもなくて、ライフセービングは事務作業や準備など
      裏方の仕事もたくさんあるんです。

      だから、一般的に男性に比べて体力がない女性でもできますし、実際、
      女性もたくさん参加してくれています。
 
      子どもから大人まで、学生や社会人もいるので、いろいろな人との出会い
      があり、それがライフセービングの魅力のひとつでもありますね。




ロズリン:
池脇さんも、社会人になっても活動を続けられていますよね。
      いまはどんな形で参加されているんですか。
 
池 脇 :会社員ですので、平日は仕事、下田に行くのは週末。
      体は疲れますが、頭はリラックスできるのでいいですね。

      ですが、仕事も多忙になり、最近結婚もしたので、あまり行けなく
      なってしまいました。
 
      妻とはライフセービングが縁で知り合ったんですけどね。


 


  インタビューは後編へと続きます。
  お楽しみに!!