日本の伝統文化である茶道の

講師として活動中の宗華さん(お茶名)こと
中川貴美さんとお母様を
お迎えしての後編です






総合芸術としてのお茶の魅力をたくさんの人に伝えたい

ロズリン:お茶はどういうところが好きですか?

宗 華 :
とにかく奥が深いんです。作法、歴史、茶器、どこに入っても深い。
      知って行くほどに、奥深いことが解ります。いくら勉強しても足りません。















母   :お茶って、建築から庭から、書も関係してくるし、
      単にお茶をたてるだけではないんです。お懐石も全部自分で作ったり、
      総合芸術だと思います。

ロズリン:書も関係してくるって?
 
宗 華 :お茶事を開くときに、案内状を書くんです。
 
母   :昔はメールや電話がないから、お手紙でお知らせしたんですよね。
      私たちも昔の作法にのっとって、和紙に筆でお手紙を書いてお招きしています。
 
宗 華 :お手紙でお茶事にお誘いして、お返事をいただいて、
      終わったらまたお礼状をいただいて。
 
      手紙のやりとりだけでも、これだけの時間がかかる。
      お茶事を開くとなると、何か月も前から準備をするので大変なんです。
 
母   :お呼ばれする側にしても、お手紙をいただいた時点から何を持って
      いこうかとか、何を着ていこうかとか、ワクワクドキドキ楽しみにして。

 














宗 華 :
どこにいてもすぐに連絡が取れる時代に、
      お茶の世界はすごく贅沢な時間の流れでしょう?
      それも大きな魅力だと思います。
 
ロズリン:本当に贅沢ですね。
      その優雅な時間に憧れて、お茶のお稽古を始めてみたいと思っている人って、
      たくさんいると思います。でもどうやって始めたらいいか迷います。


母    :お教室との出会いは縁かもしれませんね。様々な教室がありますから。
 
      着物は最初、なくても構わなくて、洋服でいいんですよ。
      着物を揃えてから、となると敷居が高くなってしまうので。

      着物ってお高いので、だんだんに揃えていけばいいですよと
      お話ししています。まあ、みなさん着たがりますけどね(笑)。
















      昔は、お嫁に行くときは親が一式持たせたものですけど、
      いまは時代が変わってそういうのがなくなって。
      でも、こうしてお茶などのお稽古を通して、
      少しでも着物という日本の文化が守れたら嬉しいですね。
 
宗 華 :もちろん、茶道そのものも少しでも広めていきたい。
      若い人や外国の方にも積極的にお伝えしていけたら、と思っています。
 
ロズリン:お二人にはぜひ頑張っていただきたいですね。
      今日はすてきなお話をどうもありがとうございました。

 













<インタビュー感想>
 
今回とても驚いたのは、お茶の世界の時間の流れと重みです。
 
正式なお茶事は、手紙のやり取りから始まり、なんと半年もの時間をかけるそうです。メールや電話があれば、一瞬で世界の裏側ともつながることができ、物があふれ何でも手に入る現代、本当に贅沢なのは時間をかけることかもしれません。
 
今回インタビューの前にお茶の体験をさせていただきましたが、お茶室、道具、お菓子など、丁寧に準備をしてくださったすえのお茶会の時間は、贅沢なだけでなく、積み重ねてきた分の重みがあるように感じました。(とても貴重な体験です!)
 
今後東京オリンピックなどで海外からのお客さんも増えていきます。宗華さんとお母様にはぜひ、こういった言葉では表すことのできない、日本の文化の魅力を、体験とともに広めていっていただきたいです!
 
 
<中川貴美(お茶名・中川宗華)さんプロフィール>
 
表千家茶道講師。小さい頃から母に日本舞踊と茶道の指導を受ける。
母は表千家茶道教授で日本舞踊花柳流の名取。
 
 
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