先月妻が仕事でドイツのフランクフルトに行ってきました。この町には、私も一度訪れたことがあります。ただ、それはもう30年近くも前のことで、しかも数日間だけでした。その後はすぐに列車に乗って、留学先のフランスのストラスブールという町に行きました。:-D
 
 それでも、生まれて初めて滞在した外国の町がフランクフルトだったので、この町の名前を耳にすると、とても懐かしい気持ちになります。滞在している時には、この町から、有名な大学都市のハイデルベルクにも行きました。ただ、覚えているのは、ハイデルベルク城に行ったということだけで、大学には行ってみたのかもしれませんが、忘れてしまいました。:mrgreen:

 





 留学していたストラスブールという町は、フランスとドイツの国境近くにあります。かつてはドイツ領だった時代もありましたし、伝統的にはドイツ語を話す地域でもあります。私が留学していた頃は、下宿していた大家さんの一家は皆ドイツ語を話していました。:-P
 
 フランクフルトで発行されるドイツの高級紙 Frankfurter Allgemeine を、時々は売店で買って読もうとしたりしたこともあります。ただ、ドイツ語が難しくて、内容はあまり理解できませんでした。:ase: 
 
 「フランクフルト」という地名は、「フランク人の浅瀬」という意味を表します。フランク人が、他のゲルマン民族のアレマン人と戦ったときに、今のフランクフルトを流れているマイン川の浅瀬を渡って向こう岸に行ったことから、このような名前になったのだとされています。:idea:
 





 この地名が出来たのは6世紀初めのことだそうで、まだ未開の荒野だったのでしょうから、川には橋など架かっていなかったのでしょう。だから、マイン側を渡るのに、フランク人は適当な浅瀬を探す必要があったのだと思います。
 
 ヨーロッパを流れているような大きな川に橋を架けるのは、相当に大変なことだったのだろうと想像されます。このため、橋を使って川を渡ることができる場所は、非常に限られていたようです。ローマの歴史書を読んでも、ローマ軍が浅瀬(vadum)を歩いて川を渡ったというような記述がよく出てきます。
 
 「フランクフルト」という名前の町は、ドイツに2つあります。もう1つのフランクフルトは、ドイツの東端、ポーランドとの国境にあります。この町はオーデルという名前の川に面しているので、「フランクフルト・アン・デア・オーデル」と呼ばれ、マイン川に面している方は「フランクフルト・アム・マイン」と呼ばれて区別されます。
 
 ただ、ドイツにとっても、そして世界にとっても、マイン川に面している方のフランクフルトの方が重要なのは間違いないので、「フランクフルト」と言えば、マイン川に面している方の町を指すのが普通です。
 
 この町には、ドイツを中心とするヨーロッパの書籍を取り扱う書店があって、以前はその書店に手紙を書いて、研究に必要な本をよく取り寄せていました。その宛先の住所に、Frankfurt am Mainとか、Frankfurt a.M. などと書いていたのを思い出します。:heart:
 
 ドイツには、その後行ったことがありません。町も綺麗だし、料理もおいしかったということなので、またいずれは行ってみたいと思っています。ベルリンミュンヘンハンブルクなど、ドイツには訪れてみる価値のある町はたくさんあります。:**: